ぱぴちゃんと過ごす夜 

過去のブログから抜粋し"ぱぴちゃんと過ごす夜"の
ページを作りました。パピーと過ごす夜が楽しくて、
パピー闘病中の2006年6月にシリーズ化した日記です。
思い出すと、今でも顔がニヤニヤしてしまう。
とても懐かしい・・・。


まだお布団から出たくないわ

ねえ、あけ?そろそろ起きて

わっせ!わっせ!おっきろー!



一話

パピーがうちに来て数ヶ月の間は夜はケージに戻していました。
しかし、夜明けと共にケージをガシガシして
歯が折れちゃうんじゃないか?!と思うくらいの勢いでした。
ある日、私が出かける前に押入れに隠れて捕まえられなくなり
放し飼いになりました・・・。
それからは毎晩ベッドに飛び乗り、ナデナデの催促をしに来るようになりました。
たぶん30分くらいナデナデしてあげて、パピーは私の手や
顔をペロペロしてくれ、知らない間に眠りにつきます。

やんちゃ盛りの2歳から3歳くらいからだったかな?
安眠妨害がひどくなり、私が起きないと髪の毛を引っ張ったり
カプ!っと噛み付いたり、それでも起きないときには
ガブー!っと噛み付いて、しょっちゅう流血していました(笑)
「またうさちゃんに噛まれたの?!」と言われるくらいに
有名でした(笑)顔とか指なのです。。。
ある日、もう本当にしんどくなり1階のソファーに
逃げて毛布一枚で眠って風邪を引きました。
妹と対策を考え、私は普通の高さのベッドをやめて、
パピーが飛び乗れないくらいの高さ1mくらいあるベッドを買いました。
パイプのはしごみたいので登るのですが、私が高いベッドに登ると、
パピーは下から後ろ足で立って、私の事をじっと見つめているのです。
数日間は高いベッドで寝ましたが、その姿を毎晩見るのは
悲しくて、あっと言う間に高いベッドは物置になりました(笑)
やっぱりパピーと同じ目線で眠るのが幸せだと気がついたのです。



二話

背の高いベッドは妹と解体して、部屋の窓側に布団を敷いて寝ることにしました。
相変わらずパピーの安眠妨害はものすごかった。
私はいい事思いついたのです。ちょうど冬になりスノーボード
シーズンで、ウェアのパンツを買い換えました。
古いスノボパンツをパジャマにしよう☆
ゴワゴワしているし、裏地もついてるし、噛まれても痛くないかも。
おまけに雪山用のフリースのフワフワソックスでかかともガードしました(笑)
トレーナーはもちろん裏地が起毛でフカフカしているものです。
手袋もしたけど、寝ている間に取ってしまうので諦めました。
一冬が過ぎ、春夏もパンツと薄いトレーナーははずせません。
汗だくでした。これだけ頑張っていても、パンツやトレーナーは
穴ぼこだらけになりました!噛まれて痛くないの?と言ったら
「NO」です。結構痛いけど、素肌よりはずっとマシでしたよ。
妹は「お姉ちゃんって、体張ってパピーを飼ってるよね」とウケていました(笑)

ある日、私が昼寝をしていたら、妹が部屋に居て爆笑していて
目が覚めた事があります。
どうやら、私の爆睡中にパピーを抱っこして私の顔に
近づけて、胸元にパピーを下ろしたらしい。
そしたら私は本当に本当に脅えて「うーーー」と、しばらくの間うなされていたそうです。
でも何も覚えていないですが(^_^;
妹はその姿を見て、夜中のパピーの暴れっぷりがものすごいんだ!
と分かったそうですよ(^o^)
「お姉ちゃんかわいそー」だって・・・。


ねえねえ。こーゆう酔っ払い
おやじ、いるよね(^m^)

おやじ?ぱぴにはナイショで
お願いします。かわいいもんね。

この目つき!おやじ言ったのが
バレたかもしれません(笑)

やっと我に返りました〜
やっぱり美人だね



三話

私は会社の近くに一人暮らしを始めました。
パピーが5歳になった2002年の春の事です。
パピーを連れて行きたかったけれど、妹ののんとパピーも
とても仲良しで、妹が「パピーを連れて行かないで」と
言ったので、私はパピーと離れて暮らす事に決めました…。

当時のぱぴちゃん日記から抜粋しました。
『life with rabbit - papy diary』より。

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あけはねえ、多分たまにしか帰って来なくなっちゃったのよ。
だって変だもの。この間までは、遊びにばっかり行ってて
しょうがない子ね!って思ってたのよ。
最近は、帰ってきてくれるとうれしくて、前よりも仲良くしてるの。
夜から朝まで結構らぶらぶよ。なんねー、いっつもいると
あんまり関心なくなっちゃうんだけど。。
やーっぱり、あけの撫で撫でって気持ちいいのよ。
いっぱいペロペロしてあげてるよ。

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私はパピーに会いたくて頻繁に実家に帰って眠りました(笑)
1週間くらい空けて帰ると、パピーはプンプンです。
私が帰らないのでスネていたのでしょう。
でも、2週間以上あけてしまうと、プンプンしている場合では
なくなる様子で、思いっきり嬉しそうにはしゃいでいました♪
たぶん、意地を張っていられないくらいに嬉しかったのでしょう。

私は一人暮らし中にうさちゃんを飼いたい気持ちと
実家に居るパピーの事を思うと、踏み切れない気持ちで
葛藤していました。

当時の"papy diary"日記より
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あー、本当にうさちゃんが欲しいです♪でも、私にはパピーがいる…。
パピーは私が一人暮らしを始めた去年の5月から、
ほとんどの夜を一人で過ごしています。
のんが自分の部屋に慣れるよう努力しても、やっぱり私の
部屋でないとリラックスできない様子。
私がたまに帰ると、夜は布団にもぐってきたり、
枕元にちょこんと座って、撫で撫での催促をする。
椅子に座っていると、足元を鼻でツンツンとつついて
「遊んで欲しい!」とアピールします♪
私が忙しそうに何かしている時には、パピーもソワソワする。
疲れていて横になると、パピーも隣でくつろぎます。

本当は他のうさちゃんではなく、パピーをこの部屋に連れてきたい。
でも、パピーは実家にいる家族の気持ちを癒してくれる子なんです。
あんなに小さいのに、みんなと一緒に喜んだり悲しんだりする。
多分、私よりも実家にいる家族の方がパピーに頼っている。
パピーもこの部屋よりも実家の私の部屋の方が過ごしやすい。
悲しいけれど、多分この先パピーと一緒に暮らす事はできない。
ただ、いつも思うこと。パピーは私の子です。
これ、絶対だと思うんだけど、パピーは人間の気持ちが分かる子だよ。本当に。。。
こんなかわいい子も、今年の春には6才になります。
相模原のペットショップで、パピーに会えて本当によかった。

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四話

たまに実家に帰ると、パピーは階段を上る音で分かるのか、
ドアを開けた時にはすでにお部屋をグルグル回っていました
嬉しくて全身でその嬉しい気持ちを表現していたのです。
うさぎは鳴くことができませんが、小さな体で一生懸命
感情表現するものなんだな〜。
パピーと会うまで、こんなにもうさぎが感情豊かな動物だとは
思ってもいませんでした。

パピーと離れて暮らすようになり、約1年3ヶ月が過ぎた頃
私はマンションにパピーを連れて来ようと決めました。
私の子なのだから、私と暮らすのが当然。妹ののんがなんと言おうと
私が見つけて来た子だから。
パピーとのんも本当に仲良しでしたが、決めてからの行動は早かった。

私が心配していたのが嘘のように、パピーは私の部屋にすぐに
慣れました。ただ、実家と違って全くの放し飼いは出来ないので
犬用サークルで行ってはいけないエリアをなんとなく作っておき、
放し飼いエリアでワサワサと楽しそうに遊んでいました♪
(行ってはいけないエリアは部屋の5分の一くらい。笑)
そして、夜は私に半分サークルで囲いをして、
その隣に布団を敷きました。
なんだかんだ言って、私はパピーの近くで寝たいのです(笑)
案の定、安眠妨害。パピーの趣味はお部屋の偵察、点検より
何より飼い主を起こすことなのでした。
さすがに、スノボウェアで寝るほどではなくなっていたのですが
私の生傷、流血は絶えません(笑)
そこで、安眠妨害に耐えられなくなった夜中は、サークルを
私の周りにしっかり置いて自分をガードしました。
パピーをサークルの中に入れてしまうのはちょっと可哀想かな
と思って・・・。
しかし、サークルをガシガシして隙間から布団に忍び込んできます。
すごいです、うさぎの行動とは思えません(笑)
たまにサークルを倒して、私のオデコにサークルが倒れて
目が覚める!とかあるんですよ。
これ、本当にノンフィクションなのです。
私が「こらー!」と怒って高い高いをすると焦って逃げ出し、
サークルにゴツンしちゃうパピーは、頭がいいのか悪いのか?
よく分かりませんでした(*^m^*)自分で作った隙間があるのに〜(笑)
パピーと過ごす夜はすごく楽しい♪


ハロゲンヒーターの目の前の
お布団を陣取るぱぴちゃん








いつもこうして枕元に
居てくれた。一緒に眠ることが
自然なことでした。楽しかったなー♪

あとがき

最終的にこの日記は、最終回を書かずに終わらせました。
2006年7月にパピーは永眠しました。
四話の後はパピーの様態が悪く、続きを書くことができなくなったためです。

パピーと出会ってからお別れするまでの9年3ヶ月。
私はパピーのお陰で、本当に楽しくて幸せでした。
動物は人間ほど長く生きられません。
今、私の傍に居てくれる二人のお嬢たちも大切にします。

2008年4月

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