2006.6.3 藤沢に通院。体重は少し増えて、2.16キロ。
パピーの膿はパンパンに腫れて、横から見ると口元よりも突起しているくらいでした。
食欲はあり、先生も「この子は前向きに頑張っている」とおっしゃっていました。
藤沢では初めての膿取りです。パンパンに腫れている部分に細い注射器の針を刺して、
針の上部にシリンジをつなげて膿を吸い取ります。白くて柔らかい膿が沢山出てきました。
先生は片手でシリンジを吸い込み、もう片方の手で膿を搾り出します。
パピーは怖がったり痛がったりする様子はありませんでした。全部で15mlくらい取れて
ぷっくりした部分は見る見るしぼんでいきました。見ていてスッキリするくらいです!
いくつもの膿袋が出来ている様子でしたが、実際は一箇所からの膿取りだけで、
反対側もすっきりしたのでもしかしたら、膿袋は繋がっているのかもしれません。
ただ、顎の下部分の袋は独立しているかもしれないとの事でした。
スッキリして圧迫感もなくなるので、口の痛み止めのメタカムは今までの半分の0.2mlに
減らしました。
2006.6.4~
  6.18
病院から帰ってきた後は、葉っぱとペレを少し食べましたが、翌日からはほとんど
ペレを食べません。また流動食に薬を混ぜて飲ませ始めました。
メタカムを再び04.mlに増量しても変化がないので、お腹の薬も復活しました。
相変わらず食欲がない様子です。

気分の問題なのか…。6月11日に、うさ友のyukoさんから教えていただいた気圧の変化に
左右されないようになるというレメディを注文しました。
このレメディは原因の分からない不安感を取り除いてくれる効果もあるそうです。

一向に食べれるようにならなく、とうとう6月14日にステロイドを飲ませました。
相当強いそうで、副作用として膿が急激に増える危険がある薬です。
初回は0.5mlを飲ませましたが、ほぼ丸一日はモリモリ食べれるようになりました。
先生の指示で一日置きに半分の量(0.25ml)を飲ませて、様子を見つつ
効かない場合は回数を増やしたり、量を増やしたりする事になりました。
一日置きに半分の量を与えていますが、効き目は12時間ほどのような気がします。

6月15日には、ふわふわマフラーの辺りにぷっくりした膿らしきものを発見していまいました・・・。
その後、診察で二つの膿瘍が出来てしまっていた事が確認されました。
6.19 藤沢へ。体重は2.00kg。だいぶ痩せてしまいました。
膿取りをしたものも、前回ほど取れなくて、膿袋がいくつもできてしまったようです。
免疫力を付けると言うプロポリスの動物用「ペットポリス」を飲ませ始めました。
相当まずいらしく、激しく拒否してプンプンの様子だったっけ。
6.30 ステロイドを毎日飲ませないと自力では食べれなくなっていました。
二日に1回、1.5日に1、一日に1回、一日に2回。量も増やしていました。
7.2 藤沢で膿取り。体重は1.90kg。2kgを切ったのは初めてです。
すごく辛そうで、すごく甘えんぼでした。私の足にくっついていると安心するのか
トコトコ歩いてきては、甘えていました。
7.15 藤沢へ。最後の膿取りとなりました。体重は1.84kg。
先生の手をペロペロしていなかった。
口の中の両脇が腫れていて、歯に当たっていた様子で口の中の皮膚が
傷付いていました。病院から帰ってきてから、●もちっこも出なかった。
7.16 夜寝る前に少しだけ布団に来てくれて、しばらくナデナデしたら
テントに戻って行った。口も舌も更に腫れて、ムラサキ色をしていました。
朝起きても●もちっこも少しだけで、8時ごろにはちっこをするポーズを
取るものの、出なくて辛そうだったので、急遽すすき野の先生に診ていただきました。
体重は1.80kgに落ちていた。点滴しかしてあげる事はない、との事。
点滴のため、体中がむくみました。水は自力で飲むものの、流動食を拒否し始めました。
7.17 朝、自力で水を飲んでいました。小さな●とちっこの跡がありました。
ほっとしたのですが・・・好きなはずのパインジュースを飲ませても、ひどく拒否しました。
怒っていました・・・。
何時に病院で点滴をしていただくか考えていたけれど、9時過ぎに永遠の眠りにつきました。


数日後、藤沢の先生とお話をしました。
恐らく血液に膿が流れてしまった事が原因だったのでは?との事でした。
パピーとの最後の夜、夜中と明け方に何度か起きたものの、テントの中でじっと私の方を
見ながら丸くなっていました。ずっと起きていてナデナデしてあげなかった事が
悔やまれます。私がちゃんと起きだした朝8時。パピーはチョロチョロしはじめました。
苦しくて動き出したのだと思います。パタパタ走って、横になって・・・。
きっと私が起きるまでは、じっとじっとテントの中で頑張っていたのだと思う。私はパピーの鳴き声を聞くまで
まさか死んでしまうなんて思ってもいなかった。
病院に連れて行くよりも、パピーが息を引き取るまでナデナデしてあげようと決めました。
パピーは私のナデナデを分かっていてくれたらいいな。

藤沢の先生が教えてくださいました。うさぎがパタパタと暴れ始めた時は
意識が無くなったり戻ったりしているそうです。
聞いた事のないような声を出す時は、すでに意識は無いそうです。
なので、テントで丸くなっていた時までが、本当のパピーだったのです・・・。
最期まで痛みに耐えさせてしまった。ごめんね、ぱぴちゃん。
でも頑張ってくれてありがとう。もう痛みもなく元気な体になって、前みたいにワサワサと
楽しそうに遊んでいてくれたらいいなぁ。

2006.8.4
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